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チベットの茶


中国からチベットへ

中国から中央アジアやチベットに茶がいつごろ伝わったか、はっきりしたことはわかっていません。しかし、およそ8世紀から10世紀にかけて、中国のお茶を売るかわりに中央アジアの馬を買う茶馬交易がはじまっているので、そのころには喫茶の風習が定着してきたものと思われます。もちろん中央アジアでは茶は生産できないので、遠く離れた四川省から馬に積んで運んできたのです。
その運搬の便利さと保存性のよさから、この地方では今でも団茶という古いタイプの固形茶が使用されています。そして、団茶はとても貴重品で、昔は、お嫁にゆくときの財産にもなったそうです。


チベットの喫茶風景

チベットの喫茶風景



チベットの団茶

チベットの団茶

このように押し固められたお茶を少しずつ使います。



チベットの茶  〜バター茶のつくり方〜

チベットでは団茶という茶の葉を固めたものからお茶をつくります。団茶は製茶の過程で茶の葉を型にいれて圧縮し乾燥させます。お茶を飲むときは、団茶を削ったり手で揉みほぐしてから鍋で煮ます。茶の煮汁をチャイドンという筒のなかにいれ、さらに塩やバター、あるいはミルクを加えてよく撹拌し、また熱して茶碗にわけます。栄養たっぷりなお茶です。


チャイドン

チャイドン

バター茶を作るために使う道具。筒の中にお茶やバター、ミルクなどを入れ、中の棒を上下させてかきまぜる。



バター茶保温用のコンロとポット

バター茶保温用の
コンロとポット



バター茶の作り方

1.茶の葉を煮出して、チャイドンに入れる。



2.バターや塩、ミルクなどを加えてよく撹拌(かくはん)する。



3.出来上がったバター茶をやかんにうつして温めてから飲む。



4.出来上がったバター茶。