入間市博物館古地図シリーズ


入間市博物館古地図シリーズ 4 野田村絵図

入間市博物館古地図シリーズ 4 野田村絵図
発行年:  2000年3月31日
・複製絵図1枚(73×103cm)
・図解図1枚(73×103cm)
・解説書(A5判)16ページ
価格:  500円(税込)
※品切れ(館内の資料閲覧室で閲覧できます)

内容

カラーの「複製絵図」と、文字を活字に直した「図解図」、写真や図版で地域の歴史や自然環境を解説した「解説書」の3点セットで構成。
本図は、明和4年(1767)に作成された野田村(現在の入間市野田)を描いた村絵図。村の南端を入間川が西から東へ流れ、川に沿って2段の河岸段丘地形が見られる。絵図には田畑の等級を生産力の高い順から上田・中田・下田・下々田、上畑・中畑・下畑・下々畑と表示してあり、河岸段丘と土地利用との関係がひじょうに分りやすく見られる。川沿いの低地には上田・中田が見られる一方、洪水による被害を受けた「川欠」も見られる。一段上がった段丘上は多くの民家が描かれ村の中心地となっている。また、さらに上の段丘との境の崖下には湧き水が見られ、この湧き水を利用した用水が水田や集落を潤していた。この上の段丘上は、一面下畑・下々畑となり、水の乏しい台地の畑作地帯となっている。また、この地は中世の武蔵武士、丹党加治氏ゆかりの地であり、加治氏の菩提寺で国の重要文化財に指定されている板碑を有する円照寺や、加治館跡と推定される館跡もある。
本図の範囲は、比較的狭い地域で、河岸段丘や史跡の散策が楽しめるため、フィールドワーク適地として、大学や高校の授業等でも本書が多く活用されている。