いるま歴史ガイド 旧石川組製糸西洋館と周辺の文化財

各部屋 西洋館別館 庭

別館には、キッチン、バス・トイレ、6畳和室、10畳和室、南洋室、南寝室、廊下がありましたが、当初の間取りとは違う所もあります。何度も改修が行われており、創建当初の姿は正確にはわかっていません。

平成29年度に、西洋館の活用のため、キッチン、トイレを使えるように市で一部改修を行いました。こちらの写真は平成29年度改修前の状態です。

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別館廊下の天井

別館廊下の天井は創建当時のケヤキ木目合板の格天井です。

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廊下の突き当たりに見える壁は元はなく、本館まで廊下が続いていました。進駐軍が洗濯室として使うために廊下を区切って部屋に改造してしまいました。平成29年度の改修で元の廊下に復元しました。

南洋室

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別館の南洋室。扉には、石川家の女性の和服生地を貼り付け、豪華な絵柄となっています。元は別館の玄関であり、当時の備え付けの下駄箱が残されています。別館の中では最もよく創建当時の姿を残している部屋です。外へ出るドアはケヤキ材でできており、ガラス部分には幾何学的な文様を付けています。

別館南洋室を外側から見た様子は、立派な玄関です。

10畳和室

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別館10畳和室。今では、ドラマや映画の撮影の際の控室として使われることが多くあります。書院造で天井は笹縁天井です。床の間の柱には京都の北山杉が使われています。畳には炉が切られており、茶室としても使われていました。この和室西隣の廊下には、水屋が設けられています。今は解体されてしまった外のお茶室と関係性のある使い方をしていたのでしょうか。

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別館キッチンは本館の食堂とつながっています。平成29年度改修前の写真です。ブラウン管のテレビやアメリカの進駐軍が置いていったガスオーブンがありました。改修により、ガスオーブンは博物館に収蔵されています。

キッチンは元々は土間であったような痕跡があります。また、地下室への入り口があります。地下室には井戸もあり、本館食堂と同じくらいの広さがあります。

浴室

浴室と6畳和室は、平成29年度に男女トイレに改修しました。また、南寝室は事務室へ改装しています。

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改修前の浴室

西洋館の庭と茶室

西洋館には石川幾太郎が作った茶室があったといいます。西洋館の西側に池を挟んで位置し、大正12年には完成しており、昭和13年に壊されたと伝わっています。

もうひとつ、昭和23年に建てられた「石川源一郎の三畳台目の茶室」がありました。木造杉木皮葺きの平屋で3坪あまりのものでした。市内でも数少ない本格的な茶室でしたが、国道16号の拡幅により取り壊されました。取り壊される前に茶室の調査や関係者への聞き取りを行い、その内容は刊行物「入間市博物館紀要第3号」に詳しく掲載しています。

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石川源一郎の三畳台目の茶室

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茶室の天井

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聞き取りをした庭の見取り図

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別館から茶室への通路出口

参考文献

入間市博物館アリットや市役所でお買い求めいただけます。在庫切れの場合もありますのでお問合せ下さい。

  • 入間市博物館紀要第3号(茶室と庭)
  • 入間市博物館紀要第9号
  • 特別展図録 石川組製糸ものがたり

旧石川組製糸西洋館

所在地
入間市河原町13-13
アクセス
西武池袋線入間市駅北口から徒歩約7分
※入間市駅北口を出てつきあたりを左に進み、道なりに坂を下ると見えてきます。
見学
イベントや公開日の日程は公式Facebookページをご覧ください
お問い合わせ
入間市博物館アリット
04-2934-7711
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案内図

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