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入間市博物館 アリット

中国の茶

更新日:2020年10月23日

中国の人々はお茶が大好き。

道端では大茶碗という大きな丼風の碗でお茶を飲ませる露店もありますし、高級な調度をととのえた茶館も各地にあります。

福建地方(中国東南部)では、小さな急須にウーロン茶をたっぷり入れ、小さな茶碗で、深い香味を味わいます。

他の地方では、だいたいジャスミン茶や緑茶を直接茶碗に入れて上から湯をそそいで飲みます。

中国の喫茶店「茶館」

中国の喫茶店「茶館」

古茶樹

古茶樹
これは、中国西南部の雲南省に生息していた茶樹の一部です。
幹の直径は約30センチメートルもあります。
中国には高さが数メートルに及ぶ茶樹が何本もあり、現在でも花を咲かせ、実を結びます。
(入間市博物館蔵)

中国の喫茶風景
中国の喫茶風景

中国の茶器

茶のふるさと中国では、漢の時代から現在にいたるまでに約2000年もの間、茶が飲まれ続けています。

その間にさまざまな製茶法や喫茶法・茶器が考案されました。

そして私たち日本人の喫茶習慣や茶器にも中国の長い喫茶の歴史が影響を与えています。

ウーロン茶器

ウーロン茶器

小さな茶碗にお茶を注ぎ分け、香りや色を楽しみながら、お茶を味わいます。

蓋碗(がいわん)

蓋碗(がいわん)

この中に茶葉を入れて湯を注ぎます。

蓋は茶葉をよけながら飲むためのものです。

中国の急須

中国の急須

中国では、急須のことを「茶壺」といいます。

長年大切に使いこんだ茶壺は、お茶の味と香りを最大限にひきだすことができるといわれています。