お茶をおいしくいれてみよう
更新日:2020年10月23日
緑茶にもいろいろなものがあり、茶葉の質や、お湯の入れ方によって、味や香りが全くちがったものになります。
自分の好みにあった、おいしい入れ方を見つけてみましょう。
煎茶(せんちゃ)をおいしく入れるコツ
1. お湯の沸かし方
お湯は、生煮えではなく、2分から3分沸騰(ふっとう)させます。
沸かし過ぎのお湯を使うと、赤みが出るので注意しましょう。
2. お湯の温度と成分
お茶の旨味・甘味を出すには60度以下の低い温度で入れます。
テアニンがよく出るからです。
また苦味渋味を出すには80℃以上の高い温度ほどよく出ます。
カテキン類がよく溶けでるためです。
高級なお茶に熱いお湯を入れると苦渋味の強いお茶になります。
3. お茶のつぎ方

つぐときには、各茶碗同じ濃さになるように少しづつ注ぎましょう。
急須に残らないように、最後の一滴まで注ぎきりましょう。
おいしい紅茶の入れ方
1. ティーポット
陶磁器かホーローのティーポット、あるいはガラス製のティーサーバーを使いましょう。
急須でもかまいません。
ただし鉄分の含まれたポットは、避けましょう。
紅茶のカテキン類は鉄分と結合すると、色が黒っぽくなり、香りも味も損なわれてしまいます。
使う前に、カップと同様、お湯で温めておきましょう。
2. 茶葉
ティースプーン1杯(2グラムから3グラム)を1人分として、人数分の茶葉を入れます。
細かい茶葉は中盛、大きい茶葉は大盛にするのが目安です。
3. お湯
水道水で美味しく入れられます。
汲みたての水をしっかり沸騰(ふっとう)させます。
五円玉くらいの大きさの泡が、ボコボコ出ているのが沸騰の目安です。
温度が低かったり、沸騰させすぎると、味や香りが十分出てきません。
また日本の水は一般に軟水ですので、紅茶に適しているといえます。
4. 蒸らし
細かい茶葉は2分半から3分、大きい茶葉は3分から4分が目安です。
ティーバッグで入れるときも、きちんと蒸らしましょう。
5. カップへ

茶こしで茶殻をこす前に、ポットの中をスプーンで軽くかきまぜ、それぞれの濃さが均一になるように、カップに注ぎます。
いちばん美味しいといわれる、最後の一滴まで残さず注ぎましょう。