狭山茶の歴史と現在
更新日:2022年6月19日
- 発行年
- 2014年3月15日(初版2009年9月10日)
- 判型
- A4判
- 頁数
- 32ページ(本文29ページ)
- 価格
- 300円(税込み)
- コメント
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狭山茶の歴史と現在
内容
開館15周年記念事業として開催した特別展の展示解説図録を2014年に改訂したもの。入間市博物館が蓄積してきた狭山茶に関する調査研究の成果をもとに、最新の日本茶研究の動向をふまえ、狭山茶の歴史を再検証している。第1章では、「狭山茶の起源」として、中世の文献に銘茶として登場する「河越茶」と「慈光茶」にスポットを当てる。川越市の中院や、ときがわ町の慈光寺・霊山院など茶にゆかりの寺院や、武蔵武士の名門・河越氏の館跡を訪ね、最新の学説をもとに狭山茶の起源を探る。第2章は、戦乱の世に廃れた茶づくりが、江戸時代に「蒸し製煎茶」という新しい製茶技術の導入によって復興され、海外輸出の時代を経て地場産業として発展していく歴史を、茶業の復興・発展に尽力した人物とともに紹介する。第3章では、狭山茶産地の特徴や、茶づくりの工程を紹介し、さらに緑茶によるがん予防に関する最新の研究、早大生による茶農家調査、大妻女子大生による茶の新商品開発など、地場産業の新たな可能性を発信している。
目次
第1章 狭山茶前史
- 狭山茶の起源を探る―日本茶の歴史とともに―
第2章 狭山茶の歴史
- 狭山茶の復興
- 海外輸出と狭山茶業
- 狭山茶業の国内市場開拓
第3章 狭山茶の現在
- 狭山茶産地の特徴
- がんばろう!狭山茶