日本の近代グラフィックデザインの夜明け
更新日:2020年10月23日
- 発行年
- 1996年2月23日
- 判型
- A4判
- 頁数
- 51ページ
- 価格
- 700円(税込み)
- 重さ
- 245グラム
- コメント
- ※品切れ(館内の資料閲覧室で閲覧できます)
日本の近代グラフィックデザインの夜明け
内容
狭山茶をはじめとする日本各地のお茶は、幕末から大正までの間、生糸と並ぶ重要な産品として、北米を中心に輸出されていた。この展示では、輸出茶の袋や箱に貼られたラベル(蘭字(らんじ))に焦点をあて、蘭字製作の仕組みや絵柄の変遷などをとおして、日本茶輸出の概要を紹介している。また、日本における「デザイン」という概念は、明治以降のことであるが、蘭字がパッケイジデザインの先駆けとして、日本の近代グラフィックデザインの発展に大きく貢献したことも、併せて紹介している。
目次
展示関連年表
1.プロローグ
- 入間市ゆかりの蘭字
2.江戸時代の木版印刷を支えた社会と技術
- 庶民生活と結びついた木版印刷
- 浮世絵の制作と職人の技術
3.貿易商品にみるグラフィックデザイン
- 居留地貿易と主要な輸出入品
- 日本茶の海外輸出
- 茶の梱包方法と蘭字の種類
- 蘭字の時期区分
- 蘭字の図案
- 蘭字の制作
4. 国内の商業用印刷物にみるグラフィックデザイン
- 引札
- ポスター
- 缶詰ラベル
寄稿「日本近代グラフィックデザインのはじまるころ」
展示資料一覧表