ジョンソンタウンは、米軍ハウスと呼ばれる平屋木造・三角形の切妻屋根の建物を活かした住宅やお店が並び、入間市にいながらアメリカを感じられると人気のスポットになっています。
この地は、かつて石川組製糸工場で働く大人数の従業員のための食糧を生産する農場でした。女工さんの思い出でカレーライスを楽しみに食べた話が残っています。カレーに入れる野菜もこの農場で生産されたのでしょう。
また、幾太郎の弟でキリスト教徒である和助は労働教育の趣意書を著し、労働の必要性を説いています。一族の若い者を労働によって鍛え、気持ちを引き締めていたのでしょうか。一族は農作業の体験実習をし、労働に汗水を流していました。
その後、農場は磯野農園、日本陸軍将校向けの住宅と戦後の進駐軍将校向けの住宅、磯野住宅を経て、現在のジョンソンタウンとなりました。