関東大震災から100年。貴重な記録を展示しています
更新日:2023年10月5日
「村にたった1台」のカメラが捉えた100年前の9月1日
2023年9月1日、関東大震災から100年という節目を迎えました。入間市博物館では、震災当日に入間市内で撮影された写真などのミニ展示を行っています。
写真を撮影したのは、当時の東金子村小谷田の増田昌己さん。旧黒須銀行にも使われている小谷田瓦の製造販売を行っていた増田瓦店の長男として1907年(明治40)に生まれ、震災当時、所沢実業学校(現在の埼玉県立所沢高等学校)に通っていました。増田さんが撮影した写真は当時「村に1台しかなかった」というカメラが捉えた貴重な記録です。
増田さんが使用していたカメラ(残念ながら震災当日使用していたカメラは現存せず、次に購入したものです)や、当時すべて自身で行っていたという現像やプリント作業に使った用具を併せて展示しています。
(注意)ご好評につき、当初の予定(9月24日まで)を延長しました。また、黒須銀行の土蔵で使用されていた小谷田瓦も追加展示しています。ぜひご覧ください。
●会期 2023年9月1日(金曜日)から10月9日(日曜日)
●会場 入間市博物館1階エントランスホール
●観覧料 無料
関東大震災で倒壊した小谷田瓦の工場
坂東山(現在のラウンドワン付近)から瓦工場の被害を見る