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入間市博物館 アリット

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常設展特集展示「牧野富太郎と入間市の植物」

更新日:2023年9月12日

牧野富太郎と入間市

今年話題の牧野富太郎博士。全国各地を歩いた牧野の足跡は、日記やメモ帳、採集ノートや、植物標本のラベルなど、様々な資料に残されています。それらをまとめた『牧野富太郎 植物採集行動録』(高知県立牧野植物園発行)によると、牧野は入間市域に少なくとも9回訪れています。周辺では、飯能市域に25回訪れています。これは、大正4年(1915)に武蔵野鉄道(現・西武池袋線)の池袋~飯能間が開通したことや、大正15年(1926)に沿線の大泉村(東京都練馬区)に転居してきたことが要因でしょう。
入間市域では沿線の「仏子(ぶし)」に多く訪れており、時に「狭山」(現在の埼玉県入間市・所沢市と東京都瑞穂町・武蔵村山市・東大和市・東村山市にかけて位置する「狭山丘陵」を指し現在の狭山市とは異なります)へも足を延ばしたようです。

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1923年5月6日、二本木の中村家にあった「老茶樹(おいさき)」を訪れた牧野富太郎(写真:中村善昭氏所蔵)

特集展示のご案内

今回の展示では、牧野富太郎が学名をつけた植物で、市内で見られる主な植物や、牧野が市域を訪れたルートや観察した植物について、実物大の植物標本写真で紹介しています。また、当館が平成11年度から継続している市内野生植物調査・標本作製事業の活動紹介や、植物採集・標本作製の道具なども展示しています。
●展示会場 入間市博物館2階ホール 
●会期 令和5年9月12日(火曜日)から12月24日(日曜日)まで
●観覧料 常設展観覧券が必要です
  • 牧野が単独で学名をつけた植物 オニドコロ(Dioscorea tokoro Makino)の画像

    牧野が単独で学名をつけた植物 オニドコロ(Dioscorea tokoro Makino)

  • 牧野ゆかりの植物の標本を実物大の写真で展示の画像

    牧野ゆかりの植物の標本を実物大の写真で展示

  • の画像

  • 植物採集・標本作成の用具や方法も紹介の画像

    植物採集・標本作成の用具や方法も紹介