入間市博物館古地図シリーズ 5 木蓮寺村絵図
更新日:2020年10月23日

- 発行年
- 2001年3月31日
- 判型
- A5判
- 頁数
- 22ページ
- 価格
- 600円(税込)
- 重さ
- 100グラム
- コメント
- 角2封筒入り
複製絵図1枚(102×36cm)
図解図1枚(102×36cm)
入間市博物館古地図シリーズ 5 木蓮寺村絵図
内容
カラーの「複製絵図」と、文字を活字に直した「図解図」、写真や図版で地域の歴史や自然環境を解説した「解説書」の3点セットで構成。
本図は、天保3年(1832)に作成された木蓮寺村(現在の入間市木蓮寺)の村絵図。木蓮寺村は現在の入間市金子地区にあり、市域の西端に位置し、今井村(現・東京都青梅市今井)に接している。村は南北に長く、北は加治丘陵、南は武蔵野台地の金子台に位置し、その間を桂川(霞川)が東西に貫いており、自然環境は古地図シリーズ1の根岸小谷田村、シリーズ3の三ツ木村と類似している。絵図は、朱色で道路、茶色で畑、灰色で田、緑色で山林、紺色で川や堀を色分けしており、村内の土地利用の様子が概観できる。おそらく、代官の支配替えの際に、新代官が村の様子を把握するために村方に命じて描かせた絵図の控えと思われる。また、当村は中世の武蔵武士、村山党金子氏の本領地であり、村内の瑞泉院には金子氏一族の宝篋印塔があり、金子氏館の伝承地とされる場所もある。
身近な「地誌」として、ハイキングや歴史散策のお供として、地域学習の教材としてお薦めの一冊。